新井監督(左)に打撃指導を受ける広島末包(撮影・加藤孝規)

秋季練習2日目、早くも広島新井貴浩監督(47)が末包昇大外野手(28)に直接指導した。

身ぶり手ぶりをまじえ、軸足に重心を極端に乗せて始動する意識を求めた。「もっと球に対して距離をつくるため、バットが内側から出るためにはこうしたらいいよと。軸足で球を見る感覚、軸足で球を捉えにいく感覚をちょっとアドバイスした。すぐに違いが出ていたし、いいんじゃないかな」。全体練習終了後の特打まで、1日付きっきりだった打撃内容に変化を感じ取っていた。

末包自身、軸足である右足に重心を残す意識はあった。試合前の打撃練習ではヤクルトのサンタナの打撃フォームをまねて意識付け。6月22日中日戦で左太もも裏を痛めるまでは自然とできていた。34試合で6本塁打と結果も出ていたが、再昇格後はケガの影響もあり打撃を崩した。再昇格後は45試合で3本塁打に終わった。「シーズン中に悪くなってもいろんな引き出しを出せるように、まずは幹をしっかり強く太くできれば」。得点力アップの鍵を握る大砲が打撃改革に取り組む。【前原淳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】新井監督が末包昇大に直接指導「すぐに違いが出ていた」1日付きっきりで打撃内容に変化