帰国する阪神ビーズリー(左)と見送りに来た阪神青柳(撮影・柏原誠)

阪神ジェレミー・ビーズリー投手(28)が16日、関西空港発の航空機で米国に向けて出発した。

同僚の青柳晃洋投手(30)も見送りに訪れ、しばしの別れを惜しんだ。「1年目からすごくよくしてくれて、すごい仲良しで。何かあったらお互いすぐ話をしていた。見送りに来てくれるなんて」と感激した。

来日2年目は14試合のうち13試合が先発。8勝3敗、防御率2・47と大幅に成績向上。巨人に3戦全勝のキラーぶりも光った。

「去年よりチームからの信頼は上がったかなと実感しています。もっとチームの力になれたという気持ちはあるけど、いいシーズンを過ごせました。最初は出遅れてしまったけど、岡田監督からチャンスをいただいて、そのチャンスをものにして最後までやれたし、成長できた年でもあると感じています」と充実の表情を浮かべた。

来季の契約は交渉中だが「オフコース!」と残留を熱望した。

「アイラブ・タイガース。この2年、素晴らしい経験をさせていただいた。スタッフや、こういう記者の方たち、通訳もみんな合わせて素晴らしい人たちに囲まれている。恵まれた環境にいると感じている。本当にタイガースに愛着があるので、また帰ってきたいです」と熱く語った。

投手出身でメジャー経験もある藤川球児新監督(44)の存在は追い風。キャンプで話したことがある。「いろいろ学ばれている方。素晴らしいコーチがたくさんいると思うので、いいチームになると思う。選手も監督のことを知っている。自分もコミュニケーションをしっかり取れると思います」と再会を楽しみにしていた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】ビーズリー帰国、来季残留を熱望 日本人選手の見送りに「一番仲良し、いい関係」