鶴岡東対花巻東 先発し、鶴岡東打線を5安打1失点に抑え完投勝利した花巻東・萬谷(撮影・浜本神威)

<秋季高校野球東北大会:花巻東2-1鶴岡東>◇16日◇準々決勝◇福島・ヨークいわきスタジアム

花巻東(岩手2位)が鶴岡東(山形1位)に2-1で競り勝ち、4強入り。3年ぶりのセンバツ出場に近づいた。

アストロズ菊池雄星(33)、ドジャース大谷翔平(30)らが背負った花巻東の出世番号「17」を背負う1年生投手が、4強入りの立役者となった。

先発した萬谷堅心投手(1年)が9回5安打1失点と粘投。0-1で迎えた5回2死三塁には中前適時打を放ち、試合を振り出しに戻した。6回を3者凡退、7回には1死三塁のピンチを迎えたが、遊ゴロ、見逃し三振で切り抜け、力強くほえた。

1年生左腕の好投に勢いづいたチームは、7回1死二塁、二塁走者の森下祐帆内野手(2年)が三盗に成功。1番山崎力内野手(2年)が投前にバントで転がし、相手投手が打球処理で足を滑らせた間に森下が生還して勝ち越した。

8、9回と萬谷がしっかり抑えて試合終了。接戦を制した。準決勝は青森山田(青森1位)と対戦する。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 花巻東が鶴岡東に勝利し、4強入り 背番号「17」の1年生左腕・萬谷堅心が好投/東北大会