オーストラリア戦前日練習に臨む板倉(撮影・垰建太)

日本代表DF板倉滉(27=ボルシアMF)が無失点へのこだわりを強調した。日本代表は、FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選でオーストラリア代表と15日に埼玉スタジアムで対戦する。アジア最終予選は3試合連続無失点中だ。

板倉は「もちろん、無失点でいきたいし、無失点でいけばチームも負けない。今の攻撃陣を見てもらっても、どれだけ0で長く推移できるかというところで試合の結果も変わってくると思う」と無失点へのこだわりを口にした。

同時に、W杯出場経験のあるオーストラリア相手に、簡単にはいかないことも頭に入れている。今回の最終予選は今まで先制されたことはなかっただけに、先制された場合の心構えも想定している

「今、非常に守備のところが良くて、無失点が続いてますが、失点してしまうことも、これからあるだろうし。そうなったときに崩れないっていうところが一番大事。オーストラリアは本当に簡単な相手ではない。例え失点してしまったとしても、1で(1点で)。そうすれば、落ち着いて試合を運んでいれば攻撃陣が点を取ってくれると思っている」と、想定外のことが起きても崩れない心構えを挙げる。

主将のMF遠藤航が体調不良で前日練習を欠席。欠場する可能性もあるだけに「どうなるかは分からないですが、普段出ていない選手たちの練習を見ても、準備できてるなという印象を受けますし。みんなが本当に、そこの1つのポジションを取りに行くっていう気持ちを持って練習からやってるので全然心配ないかなと思います」。起こり得るすべてのことを想定し、着実に準備を進めている。【岩田千代巳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本代表】DF板倉滉は無失点にこだわりも「たとえ失点しても1で」あらゆる想定