履正社対大阪桐蔭 優勝後に集合写真を撮る履正社の選手たち(撮影・塚本光)

<高校野球秋季大阪大会:履正社8-3大阪桐蔭>◇13日◇決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム

履正社が“三度目の正直”で大阪桐蔭を下し、6年ぶり6度目となる秋の大阪王者に輝いた。秋は3年連続同カードの決勝で2連敗中だったが、この日は8-3で快勝。今夏の府大会準決勝でコールド負けを喫したライバルにリベンジを決め、秋6連覇を阻止した。

多田晃監督(46)は「大阪桐蔭に勝たないとと言い続けてきた。今日のゲームに臨む強い思いがあった」とナインをたたえた。

初回に1点先制されたが3回に一挙4得点で逆転。5回、1点差に詰め寄られ、なおも2死一、二塁のピンチに主将で1番遊撃の矢野塁内野手(2年)が救援登板。空振り三振に打ち取り雄たけびを上げた。直後の6回に4得点で突き放し、矢野は無失点で9回まで投げ切り優勝投手に。「(大阪桐蔭に)勝てていなくて、夏もコールド負けで、絶対に勝ってやろうと」。1位で19日開幕の近畿大会(兵庫)に出場。「近畿1位になって甲子園と神宮に行きたい」と気合十分だ。【塚本光】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 履正社“三度目の正直”6年ぶり6度目の秋季府大会優勝 主将矢野「絶対に勝ってやろう」/大阪