阪神対DeNA 7回表DeNA無死一、二塁、佐野は右越えに3点本塁打を放ちナインとタッチを交わす(撮影・藤尾明華)

<セ・CSファーストステージ:阪神3-10DeNA>◇第2戦◇13日◇甲子園

DeNAが、阪神とのファーストステージを連勝で突破し、巨人とのCSファイナルステージに弾みをつけた。DeNAのCSファイナルステージ進出は17年以来7年ぶりで、三浦監督政権下では初となる。

第1戦は先発東克樹投手(28)が、左ハムストリングの違和感で4回無失点で緊急降板。チームのピンチに中継ぎ陣が奮起し、継投でリードを死守した。

第2戦は2回に戸柱の走者一掃の逆転適時二塁打、牧の適時打で一挙4点。7回には代打フォードのソロ、佐野の3ラン、戸柱の2点適時二塁打で2ケタ得点と勢いに乗った。

7回以降は次々とシフトをチェンジし、3番佐野、4番オースティンがベンチに退き、控え組が守備に入った。

投手陣では、第1戦で登板がなかったウェンデルケン、堀岡、上茶谷が登板。大量リードながら、CSの独特な雰囲気を経験したことは大きなプラス材料となる。

その一方で、エースと主軸を欠く可能性も浮上した。東はこの日抹消され、CSファイナルステージでの登板は事実上消滅。宮崎は7回の打席で足の違和感を訴えたとみられ、負傷交代した。

今季は開幕から故障者が多く出ながら、三浦大輔監督(50)が若手を起用するなど、3年連続のAクラスとなる3位を確保。CSファイナルステージも指揮官の手腕に注目が集まる。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【DeNA】連勝でファイナルステージに弾みも…エース東克樹離脱、宮崎敏郎負傷交代は不安材料