松中信彦氏(2017年10月18日撮影)

中日が元3冠王の松中信彦氏(50)をコーチとして招聘(しょうへい)することが分かった。同氏は04年のダイエー(現ソフトバンク)時代に平成唯一の3冠王に輝いた左のスラッガー。井上一樹新監督(53)を2軍監督から内部昇格させたばかりで、松中氏による打撃部門の底上げで3年連続最下位からの脱出への起爆剤にする。

中日は3年連続最下位とともに、リーグ得点数も5年連続最下位をマークした。得点力不足快勝がチームの最大課題だ。松中氏は熊本県出身で、八代第一(熊本)、新日鉄君津を経て97年に逆指名のドラフト2位でダイエーに入団。04年には打率3割5分8厘、44本塁打、120打点で史上7人目の3冠王に輝いた。通算成績は352本塁打、1168打点、打率2割9分6厘。常勝チームの中軸として、19年間ホークス一筋で現役生活を送った。引退後は20年に独立リーグ四国IL香川のGM兼総監督、21年にはロッテの春季キャンプからシーズンを通じて臨時コーチも務めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【中日】平成最後の3冠王松中信彦氏をコーチとして招聘 得点力不足解消の切り札に