千賀滉大、大谷翔平へのアプローチ聞かれ「ここでしゃべる人は、どのピッチャーもいない」

メッツ千賀滉大（2023年8月撮影）

メッツは12日（日本時間13日）、ドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦の先発を千賀滉大投手（31）に決めたと発表した。第1戦は13日（同14日午前9時15分開始）、ドジャースタジアムで行われる。

登板を翌日に控え会見を行った千賀は、終始引き締まった表情だった。今季、前人未到の「50本塁打、50盗塁」を達成したドジャース大谷翔平投手（30）について「どうアプローチするか」と問われると「ここでしゃべる人は、どのピッチャーもいないと思います」と答えた。

相手には大谷と山本由伸投手（26）がおり、このシリーズに日本人3人がそろう。「日本での盛り上がりはどうか」と問われると「どうなんですかね、日本に帰っていないから分からないです」と再び冷静な対応で、その場にいた報道陣を笑わせた。

ドジャース打線に対しては「基本的にどのバッターも甘い球を、長打を打てるバッターだと思いますし、それはこのリーグだったら基本的にそうだと思っているので、誰とかではなく1人1人、全力でいけたらなと思っています」とコメント。大谷の名前に自ら触れることはなかった。大谷とはメジャーでは昨年8月25日に対戦し、そのときは1二塁打、2四球で1打数1安打。それ以来の2度目の対戦となる。

今季は肩の張りで開幕から長期離脱し、7月26日のブレーブス戦で復帰したが、登板中に左ふくらはぎの張りで降板し、レギュラーシーズン終了となった。だがフィリーズとの地区シリーズで電撃復帰し第1戦で先発。約2カ月半ぶりのメジャーの登板だったため球数が限られていたが、2回を1安打1失点と好投しチームの勝利につなげた。