阪神対DeNA 練習でキャッチボールする高橋(撮影・加藤哉)

<セ・CSファーストステージ:阪神1-3DeNA>◇第1戦◇12日◇甲子園

崖っぷちの一戦は阪神高橋遥人投手(28)に託された。負ければ今季終了となる13日のDeNA戦に先発する。

今季途中にたび重なる手術から復帰後、4勝の活躍でチーム再浮上に一役買った救世主。大きな期待と重圧のもと、21年以来となるCS登板に向かう。

「いつもより緊張感はあると思う。でもそこは力に変えてという感じです」

相手はCS初戦から10安打を放った強力打線。復帰後初対戦となる中、「先制点は何としても与えちゃいけない」と引き締めた。オーダーには牧や宮崎、オースティンら強力な右打者がそろう。「外一辺倒だとどうしても踏み込まれると思う。どんどん内にも行かなきゃいけないのかなと思います」と強気を忘れずに臨む意気込みだ。

1ゲーム差の首位巨人と戦った9月23日(甲子園)以来の登板になる。優勝争いでポストシーズンさながらの緊張感が漂ったなか、7回途中1失点と奮闘した。「あそこを投げているのと投げていないのでは全然違う。あの経験は生かしていけると思います」。今季の集大成を存分にぶつけ、再びチームを救いたい。【波部俊之介】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】高橋遥人に託す「いつもより緊張感はある。でもそこは力に変えて」崖っぷちの一戦先発へ