阪神対DeNA 選手交代を告げる岡田監督(撮影・上田博志)

<セ・CSファーストステージ:阪神1-3DeNA>◇第1戦◇12日◇甲子園

本拠地で迎え撃つ阪神がDeNAに完封負けを喫し、ファーストステージ突破へもう負けられない状況となった。

セ・リーグのCSファーストステージで初戦に勝ったチームは、突破率87・5%。阪神は初戦に黒星を喫した過去6度、すべて敗退となっている。負のデータをくつがえし、連勝で突破なるか。

今季ともに13勝を挙げた阪神才木浩人投手(25)、DeNA東克樹投手(28)による投げ合い。先制点を許したのは才木だった。3回先頭の牧、佐野の連打で無死二、三塁のピンチ。オースティンは空振り三振に仕留めたが、宮崎を申告敬遠し1死満塁から、桑原の遊ゴロの間に1点を失った。

東は4回、才木は5回で降板となり、両チームとも早いイニングから中継ぎ陣を投入。阪神2番手の桐敷は6回を3者凡退に抑えるも、7回だった。1死から牧、佐野にこの日チーム3度目の連打を浴び1死一、三塁。ここで代わった石井が、オースティンに右中間真っ二つの二塁打を浴び、2点を失った。

打線は東を前に4回まで散発3安打。6回には森下が左翼へ大飛球を放つも、惜しくもスタンドインとはならず。4回から7回まで4イニング3者凡退と、好機をつくることもできなかった。

あと1歩で球団初のセ・リーグ連覇を逃した阪神にとって、目指すのは2年連続の日本一。岡田彰布監督(66)の今季限りでの退任も決まっており、少しでも長くシーズンを送るため、なにがなんでも負けられない。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】DeNAに敗れ、CS突破へ崖っぷち…過去6度の初戦黒星はすべて敗退の負のデータ