日本ハム対ロッテ 5回表ロッテ1死三塁、スクイズを試みるも空振りする荻野(撮影・江口和貴)

<パ・CSファーストステージ:日本ハム-ロッテ>◇第1戦◇12日◇エスコンフィールド

日本ハムがロッテのスクイズを阻止した。

1点を先制された直後の5回1死三塁の守備。ロッテ荻野が初球でスクイズを試みたが、日本ハムの先発加藤貴之投手(32)がフォークを低めに投じて空振り。スタートを切っていた三塁走者の藤原を三本間で挟んでアウトとした(記録は盗塁死)。

両チームは昨季からスクイズを巡って激しく攻防を繰り広げてきた。

今季のレギュラーシーズンでは8月14日のエスコンフィールドでの対戦で、新庄剛志監督(52)が2者連続で初球スクイズを成功させていた。その試合後に「去年、ロッテさんにはサインを見破られていたんで、いつか借りは返したいなと思いながら。やっぱ男なら、そういう借りは返さないといけないんで」と新庄監督は振り返ったように、昨年6月24日はZOZOマリンで同点の9回無死二、三塁で2球連続でウエストされてスクイズを失敗していた。

11日に行われたCS前日会見で新庄監督は吉井監督の采配について「全く読めない。表情変わんないし、リクエストは(動作が)こんなちっちゃいし(笑い)。逆に僕は、めちゃくちゃデカいし(笑い)。でも、戦ったら、めちゃくちゃ面白いです。何をやってくるのか。でもあんまり動かれないんで、こっちが逆に動いてやろうかなって思う戦いをいつもしていました」と話していた。この日は先に大きな動きを見せたのは吉井監督だったが、日本ハムの加藤貴と伏見の熟練バッテリーが見事に“スクイズリベンジ”を封じた形となった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【日本ハム】ロッテの“リベンジスクイズ“を阻止!加藤貴之と伏見寅威の熟練バッテリーが封じた