川崎Fとのルヴァン杯準決勝第2戦に向け、最終調整する長倉(左)

アルビレックス新潟が13日、アウェーで川崎フロンターレとのルヴァン杯準決勝第2戦に臨む。

試合前日の12日、聖籠町で最終調整。ホームでの第1戦(9日)を4-1で先勝し、3点のアドバンテージはあるが、チームに気の緩みはない。現在6得点で得点ランクトップを走るFW長倉幹樹(25)は先発起用が濃厚。口数は少ないが「次も勝って決勝に行く」と闘志をたぎらせる。

ゴールで自らの道を切り開いて来た。浦和ユースから順大に進むも、Jクラブから声がかからず22年に関東サッカーリーグ1部の東京ユナイテッドFCに入団。同シーズンに8試合9得点で得点王になると、同8月にJ2群馬へ移籍。在籍した1年間でJ2通算26試合出場7得点をマークし、23年7月に新潟へステップアップ移籍を果たした。加入2年目の今季もリーグ戦、カップ戦とフル回転。体の強さとしなやかさを生かし、多彩なバリエーションでゴールに迫る。

前日の練習会場には「前に進み後ろに下がらない」ことから、「勝ち虫」と戦国武将に縁起物として愛されたというトンボが空を舞った。初の決勝進出を決め、サポーターに「幸せ」を届けたいゴールハンターは、「点を取ることで勝ちに近づくので狙っていく」。右DF藤原奏哉(29)から借りた人気漫画「HUNTER×HUNTER」を片手に、敵地に向かった。【小林忠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】ルヴァン杯得点ランク首位FW長倉幹樹が決勝初進出を誓い「勝ち虫」も舞い降りた