仙台大対東北福祉大 6回表仙台大1死一、二塁で右中間へ先制の3点本塁打を放つ仙台大・田口(撮影・木村有優)

<仙台6大学野球秋季リーグ:仙台大3-0東北福祉大>◇12日◇最終節第1日◇東北福祉大野球場

春秋連覇を狙う仙台大の逆襲劇が幕を開けた。勝ち点制を採用する同連盟。仙台大はここまで7勝2敗1分けで勝ち点3。8戦全勝中で勝ち点4のライバル東北福祉大との優勝争いは、負けたら終わりの崖っぷち。投手戦となったこの試合は5回までスコアボードには0が並んだ。試合が動いたのはグラウンド整備を終えた直後だった。

6回1死一、二塁のチャンスで5番の田口大智内野手(4年=田村)が真ん中カットボールを捉えた。リーグ戦初の本塁打は、チームを救う右中間への3ランとなった。森本吉謙監督は「感動しました。学年どうのこうのではなく、『全員で勝ちにいくぞ』という選手の使い方をさせてもらっている中で、4年生の活躍は感動しますね…」と口にした。

投手陣も踏ん張った。先発の渡辺一生投手(3年=日本航空・BBCスカイホークス)は6回7奪三振無失点。強力打線を相手に6四死球と苦戦するも、粘りの投球でホームベースを踏ませなかった。継投に入ってもなお、失点は許さず4投手の完封リレーで優勝への望みをつないだ。13日の2戦目で勝利したチームが、明治神宮大会東北地区代表決定戦(26日、福島)への出場権を手にする。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 仙台大が東北福祉大に完封勝ちで優勝へ望みつなぐ 田口大智が3ラン 森本監督「感動しました」