大経大との1回戦 2番手で登板した大経大・林とのプロ注目対決で3回2死一、二に左翼線への適時二塁打を放った、大商大の渡部(撮影・中島麗)

<関西6大学野球秋季リーグ:大経大9-2大商大>◇7日◇第7節1回戦◇マイネットスタジアム皇子山

5連覇中の大商大が、大経大との優勝争い初戦で敗れた。

阪神などNPB10球団が複数人ずつで視察する中、ドラフト上位候補の渡部聖弥内野手(4年=広陵)は、“プロ注目”で追加点を放った。

5点ビハインドの3回2死一、二塁、2番手で登板した大経大の林翔大投手(4年=乙訓)から左翼線への適時二塁打を放った。

渡部は、この日大学通算116安打目をマーク。1987年(昭62)に龍谷大の宇田英樹氏が樹立した通算119安打の連盟記録まで残り「3」に迫った。

大学1年春から離脱はなく、公式戦に出場を続けている。今春から守備位置を、中堅から三塁へ移ったが、コンバート後もなお守備力には安定感を誇っている。

ソフトバンクの永井智浩スカウト部長(49)は「高い評価はしています。ずっと見ていますし、外野やサードもきちんと守備ができているし、けがなく状態がいい」と明かした。

5連覇中の大商大は、今秋も優勝となれば連盟新記録の6連覇を目指す。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大商大の渡部聖弥が適時打 ソフトバンク永井部長「高い評価。外野やサードもできている」