新潟DF稲村隼翔(2024年10月撮影)

アルビレックス新潟は9日に行われた川崎フロンターレとのルヴァン杯準決勝第1戦に4-1で勝利。初の決勝進出に王手を懸け、多くの新潟サポーターが11日までに、センターバック(CB)でフル出場し、攻守で躍動した特別指定選手のDF稲村隼翔(22)が所属する東洋大に対し、寄付金という形で感謝を伝えている。

同大学のホームページで公開されている「寄付者からのメッセージ」には、強化指定運動部支援を行った新潟サポーターからの「稲村選手をルヴァンカップに出場させてくださったことに感謝申し上げます。心ばかりではございますが、今後もプロで活躍される選手の育成にお役立ていただければ幸いです」「貴校の稲村隼翔選手をいつも快く送り出していただき、感謝申し上げます。今では新潟にとって欠かせない選手です。わずかながら寄付させていただきます」といったメッセージが並ぶ。

25年からの新潟加入が内定している稲村は、身長182センチの左利きのCBで、高い守備力と長短を織り交ぜた配球で攻撃の起点にもなる。大学に所属したままJリーグの試合に出場できる特別指定選手として、今季ここまで15試合に出場し、能力の高さを発揮している。

大学のリーグ戦もあるため、13日のルヴァン杯準決勝第2戦、勝ち上がった場合の11月2日決勝のピッチに立てるかは未定だが、新潟サポーターは希少価値の高い「左利きのCB」の今後のさらなる成長、活躍を願っている。【小林忠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【新潟】DF稲村隼翔が在学する東洋大にサポーターが寄付金で感謝伝える「育成に役立てて」