楽天対日本ハム 試合後、観客の声援に答えながら引き揚げる藤平(撮影・河田真司)

<楽天2-0日本ハム>◇8日◇楽天モバイルパーク

楽天藤平尚真投手(26)がプロ初セーブを挙げた。2点リードの9回から登板。この日は抑えの則本がメンバー外で、代役守護神を務めた。「めちゃくちゃ緊張しました。初めてですし、そこの重みというのも目の前で見てきたので、そこはちょっと緊張しました」。日本ハム先頭マルティネスを真ん中寄りの150キロ直球で見逃し三振。続く田宮はフォークで左飛、最後は代打矢沢を外角高め148キロ直球で空振り三振に仕留め、3者凡退で試合を締めた。

日本ハム戦は苦い記憶があった。対戦成績は13試合に登板して0勝1敗、4ホールド、防御率4・26。直近では9月20日にレイエスに3ラン、今月5日は清宮にソロ本塁打を浴びるなど相性は良くなかった。「自分のことで言ったら、前回、日ハムにやられてますし、今季はやられていることも多かったので、ほんとに来季のためにもここはきっちり切って、ずるずるいかないようにという気持ちでマウンドに上がりました」と振り返った。

今季、先発から中継ぎに転向し、現在は勝ちパターンの一角を担う。46試合で0勝1敗、1セーブ、19ホールドの好成績をマークし、不動の地位を築いた。「使ってくれた監督、コーチに感謝したいですし、けがもありましたけど、今年は満足のいくシーズンになったと思うので、来年も頑張ってやりたいと思います」と力を込めた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【楽天】”代役守護神”藤平尚真がプロ初セーブ「めちゃくちゃ緊張」2三振含む3者凡退