DeNA佐野恵太(2024年撮影)

DeNA佐野恵太外野手(29)が11月の「ラグザス presents 第3回プレミア12」に臨む侍ジャパンの最終候補に急浮上したことが8日、分かった。

右足首負傷のソフトバンク近藤、右母趾(ぼし)末節骨骨折のヤクルト村上ら主軸候補に負傷が続く中で、佐野がリスト上位に挙がった。代表入りとなれば自身初となる“オールドルーキー”が、大会2連覇を狙う日本の救世主になる可能性が出てきた。

佐野は今季チーム最多の139試合に出場して打率2割7分3厘、8本塁打をマーク。主に3番打者として強力打線をけん引してきた。外野と一塁守備をともにこなせるユーティリティー性も侍ジャパンの中では貴重な存在となり得る。20年には首位打者、22年には最多安打とタイトル経験もあるが、これまで代表入りはなし。ドラフト9位で入団し11月には30歳を迎える男の侍デビューが、現実味を帯びてきた。

一方、ロッテ佐々木朗希投手(22)の選出は見送られる見通しとなった。コンディション不良で前半戦は2軍再調整が続いた。8月以降は1軍復帰も、コンディション面を考慮して招集を回避。また、オリックス宮城大弥投手(23)や、最終候補に入っていた西武の武内夏暉投手(23)も見送られる見込みとなった。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【侍ジャパン】DeNA佐野恵太が初代表入り急浮上 近藤健介、村上宗隆ら主軸負傷で白羽の矢