イニエスタ

元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(40)が8日、自身のSNSで現役引退を発表した。

イニエスタはインスタグラムとX(旧ツイッター)に「ゲームは続く」というメッセージとともに動画を投稿。動画では自身が「あなたにとってフットボールはどんな意味を持つ?」と問いかけられる場面から始まり、バルセロナ時代のチームメートで、監督と選手としても関わったルイス・エンリケ(54)や元バルセロナ監督のルイス・ファンハール(73)、同ジョゼップ・グアルディオラ(53)、イニエスタの決勝ゴールで優勝を決めた10年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会でスペイン代表の指揮を執ったビセンテ・デルボスケ(73)らが登場。イニエスタとの思い出を振り返った。

動画の最後にはイニエスタの父であるホセ・アントニオ・イニエスタ氏が登場し「アンドレス、彼は決してフットボールから離れられないだろう」と話し、涙をこらえるイニエスタの姿で締めくくられた。

12歳からバルセロナの下部組織でプレーしたイニエスタは、02年プロデビュー。15年から主将を務めた。同クラブではスペインリーグ優勝9度、欧州CL優勝4度、公式戦通算674試合57得点。

スペイン代表としても活躍し、18年ロシア大会までW杯は4大会連続で出場。10年南アフリカ大会ではオランダとの決勝で決勝点を奪い、母国の初優勝に貢献した。W杯通算14試合1得点、国際Aマッチ通算131試合14得点。

18年5月には人生初の移籍を決断し、ヴィッセル神戸に加入。推定年俸32億5000万円はJリーグ史上で最高額(22年から推定約20億円に減額)で、世界トップレベルの技術と戦術眼で日本のファンを楽しませた。J1通算114試合21得点。23年7月1日の北海道コンサドーレ札幌戦を最後に神戸を退団し、エミレーツクラブ(UAE)に移籍していた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 元スペイン代表イニエスタ、SNSで現役引退を発表 動画に盟友や父も 18~23年は神戸所属