京産大戦の4回、中越え逆転適時二塁打を放つ大商大・山口(撮影・中島麗)

<関西6大学野球秋季リーグ:大商大6-1京産大>◇7日◇第6節3回戦◇南港中央

大商大が京産大に快勝した。

「6番左翼」で出場した、山口滉起外野手(2年=智弁和歌山)が0-1の4回2死一、二塁で、逆転の中越え適時二塁打を放った。「変に考えることなく、いつも通りで臨みました」。敗れた前日の2回戦も先発出場し、3回2死満塁の先制機で右飛に打ち取られていた。その悔しさも晴らす一打になった。

智弁和歌山時代は、強打の1番打者として高校通算17本塁打をマーク。2年の21年夏は、和歌山大会期間中に右肘を疲労骨折し、戦線離脱。全国制覇はスタンドから見届けた。

優勝争いは、次節の大経大との最終節で勝ち点を奪ったチームに決まり、大商大はリーグ新記録の6連覇を目指す。「4回生のためにも、いい形で終わりたい」。“大商大の山口”として、歓喜の輪に加わる。【中島麗】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 大商大・山口滉起の逆転打でリーグ新記録6連覇目指す最終節へ 智弁和歌山で5連覇経験