シート打撃が終わり引き揚げる阪神岡田監督(撮影・前岡正明)

今季限りでの退任が発表されていた阪神岡田彰布監督(66)が7日、報道陣に向けて初めて自身の去就について口を開いた。「いやあ、別に何にもないよ」と泰然自若の心境で、5日ぶりの肉声となった。2年連続の日本一を目指すポストシーズンへ「2年間の集大成やんか」と宣言した。

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阪神岡田監督の一問一答は以下の通り

-CSファーストステージの相手がDeNAに決まった。2試合で決めてしまいたい。

「もう、そらそうそう」

-投手も使わなくていい

「まあ、そらDeNAいうても1年間やってきた相手やからな。別にいまさらいう感じやで。何回も会うたピッチャーやし、対戦したピッチャーやしな」

-日本シリーズよりさらに短い短期決戦。難しさは

「いやもう、その日のゲームを勝っていくだけよ、それは」

-去年はファイナルステージで待ち受ける立場だったが、今年はファーストステージから。選手に大事にしてほしいことは

「いや、そんなん言うてない、言うてない。昨日も話したけど、そんなん言うてない別に」

-昨日、選手に今季限りでの退任を直接お話しされたと

「いやいや、俺は横浜で言おうと思ったけど、選手もいてなかったからな、おーん。居残りがおったしな、全員集まるのは昨日しかなかったから。横浜ではなんもしてない。ピッチャーもなあ、ほとんど、半分くらいフェニックス組行ったからな」

-1日でも長くと話したと

「そら当然やろ?」

-選手も思いを強くした

「いや、そら分かれへんよ、そんなんは。まあなあ、やってみんと分からへんよ、そんなの。一発勝負やからの」

-一発勝負で大事なこと

「いや1発で仕留めなあかんいうことやろ」

-6日に選手にも退任を伝え、球団も公表した。いまはフラットな気持ちか

「いやあ、別に何にもないよ、そんな。もう別にいらんことしてもしゃあないから」

-2年間やってきたこと、伝えてきたことをやるだけ

「そういうことや。なあ。2年間のな、集大成やんか、最後のゲームの」

-選手に改めて言うこともない

「ないない、何も言うてないよ、そんなん当然。もうプレーボールかかったら、みんなやること分かってるやん。こうせえ、こうせえとか、そんなこと一切ないよ。出来んかったら負けるだけや」

-2年間の成長を感じているか

「いやあ、成長はしてないよ。成長してたら勝ってるよ(笑い)」

-普通にやるだけ

「そういうことやろ」

(自ら)

「まあもう何もないよ。そんなんお前、当日なあ、試合全力でやるだけやん」

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【阪神】退任の岡田監督、選手たちに言うことは「ないない。こうせえとかそんなこと一切ないよ」