オリックス水本勝己ヘッドコーチ(2024年6月2日撮影)

オリックス中嶋聡監督(55)の電撃的な辞任表明から一夜明けた7日、後任は内部昇格を軸に検討されていることが分かった。中嶋イズムを引き継ぐ人材として、岸田護投手コーチ(43)や水本勝己ヘッドコーチ(56)らが有力候補とみられる。

岸田コーチは地元大阪出身でオリックスひと筋。引退後の20年に入閣した。最終戦が行われた仙台から帰阪したこの日は「僕から言えることは何もないです」と繰り返し、候補であることを否定しなかった。「中嶋監督のもとでいろいろとやらせてもらって、勉強になった」と感謝した。

また指揮官のもとでリーグ3連覇を支えた水本ヘッドは「監督が決めたことを受け止め、自分自身もしっかり考えたい。今のチームをどういう風にしていくかも考えないと。それも責任だと思っている」と今後への意欲を語った。

中嶋監督は辞任を表明した際、5位と低迷した今季のチームに漂った「慣れ」を痛烈に指摘。新指揮官は強い求心力と立て直しが期待される。湊通夫球団社長兼オーナー代行は「人事の件は速やかに進めていく」との姿勢を示した。また中嶋監督に何らかのポストを用意し、要請する考えを明かした。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【オリックス】中嶋監督後任は内部昇格を軸に検討へ 岸田コーチ、水本ヘッドら有力