みやざきフェニックス・リーグを視察する阿部監督(撮影・為田聡史)

アレンパを阻止した巨人阿部慎之助監督(45)が、宿敵との最終決戦を視野に入れた。7日、みやざきフェニックス・リーグ阪神戦(生目第2)を視察。浅野、中山、湯浅らの1軍若手と助っ人モンテスの状態を確認した。9日からは主力組が出場する予定だが「全員にチャンスがあるからね。しっかりここでアピールして、やってほしい」と求めた。

6日に阪神岡田監督の退任が正式発表された。DeNAとのCSファーストステージの結果次第で激突する。昨季は日本一までチームを導いた敵将に「長年、いろんなところで監督もされていた方なので。CSでも戦わなければいけない」と警戒。レギュラーシーズン中もベンチワークで火花を散らしてきた。「そういうのは中で駆け引きはあったかもしれない。お互い、勝つためにやっているから」と言い切った。

今季の対戦成績は12勝12敗1分けで両者ともに1歩も譲らなかった。16日からCSファイナルステージ(東京ドーム)に向け「(阪神とDeNAの)どっちが上がってきてもやることは一緒」としながらも、阪神については「1つアドバンテージがあるとはいえ五分だったしね。なかなか厳しい戦いになると思う」とした。【為田聡史】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【巨人】阿部監督、アレンパ阻止した宿敵阪神岡田監督とのCS最終決戦視野「厳しい戦いになる」