後半に同点ゴールを決めた磐田DF松原(右)   

J2自動降格圏の18位に沈む磐田は、ホームで痛い黒星となった。首位広島に1-2で敗れ、今季5度目の2連敗。残留が遠のく敗戦で、17位京都との勝ち点差は「6」に広がった。横内昭展監督(56)は「選手は魂を込めてプレーしてくれた。この悔しい思いを、エネルギーに変えて次につなげる」と唇をかんだ。

前節名古屋戦から先発3人を入れ替え、スタートから3バックを採用。前半30分までは互角の戦いを見せたが、首位を走るチームの勢いは止められなかった。同41分に右CKからのこぼれ球を相手DFに押し込まれ先制点を献上。欲しかった先手を許した。

後半7分にゴール前でこぼれ球に反応したDF松原后(28)が左足で押し込み同点とし、粘りはみせた。しかし同33分に右クロスを相手FWに頭で合わされ、これが決勝点。その後も相手の堅守に反撃の糸口をつかめなかった。

史上8クラブ目となるJ1通算400勝目は、次節19日のアウェーC大阪戦以降に持ち越しとなった。リーグ戦も残り6試合。松原は「誰も諦めてはいない。自分たちを信じて戦っていく」と顔を上げた。J1残留へ崖っぷち。もう負けられない。【山口昌久】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【磐田】残留遠のく痛い黒星も松原后「誰も諦めてない」横内監督「悔しさエネルギーに変える」