大院大高対大阪桐蔭 大阪桐蔭先発の中野(撮影・塚本光)

<高校野球秋季大阪大会:大阪桐蔭3-0大院大高>◇6日◇準決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム

秋の府大会5連覇中の大阪桐蔭が準決勝で大院大高を3-0で下した。主将の中野大虎(だいと)投手(2年)がプロ3球団が視察する中で先発。ピンチを招きながらも気迫あふれる投球で9回5安打無失点の完封勝利だった。最速149キロ右腕で決勝進出と秋は3連覇中の近畿大会出場を決めた。

今夏甲子園では興南(沖縄)との1回戦で完封勝利を挙げた中野は「ピンチの場面でしっかり投げきることによって抑えられると学んだ」と甲子園の経験で成長。「ピンチの時に冷静になってしっかり投げ切れた」。この日は3回に2死満塁のピンチを背負い、カウント3-0とするも見逃し三振を奪い笑顔。4回も無死二塁のピンチを切り抜けて叫んだ。127球を投じたが「まだ燃えているので燃え尽きるまでは疲労感は来ない」と試合後も闘志メラメラだった。

西谷浩一監督(55)は「夏の経験を生かしてバッターを見てピッチングができる」と中野をたたえ、13日に履正社と戦う決勝へ「なんとか1位で」と意気込んだ。【塚本光】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 プロ注目の大阪桐蔭・中野大虎が完封勝利「夏の経験生かして投球できる」西谷監督/大阪