履正社対近大付 9回表履正社1死二塁、左前打を放つ矢野(撮影・塚本光)

<高校野球秋季大阪大会:履正社8-6近大付>◇6日◇準決勝◇大阪シティ信用金庫スタジアム

履正社が延長10回タイブレークの激闘の末、近大付を下し決勝進出と昨秋以来の近畿大会出場を決めた。

9回までに2度勝ち越し、2度逆転されたシーソーゲームで、1点を追う9回に同点。10回に金光祥現外野手(1年)の左前適時打など2点勝ち越した。

1番遊撃で先発出場の主将・矢野塁内野手(2年)は6回途中から登板し、4回1/3を3安打無四死球5奪三振無失点の好救援。10回も1死二、三塁から2者連続空振り三振で締めた。打撃はいずれも得点に絡む2安打2盗塁と躍動。「ストライク中心を意識。心の準備はできていた」と振り返り、決勝に向け「(自分は)1回も大阪桐蔭に勝ったことがないので絶対に勝ってやろう」と気合十分だ。

13日決勝は秋5連覇中の大阪桐蔭と対戦。直近2年連続秋決勝で敗れ、今夏の準決勝でも負けている。

多田晃監督(46)は開口一番「負けたかと思った」。岡田龍生前監督(63)率いる東洋大姫路(兵庫)も近畿大会出場で「一緒に甲子園行けたら」と語った。決勝へ「大阪桐蔭を倒して優勝しようと。反省点は反省して、対策もして勝負したい」と意欲を見せた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 履正社、近大付との激闘制し決勝&近畿大会決めた 投打躍動の矢野塁「心の準備いつでも」/大阪