4回を5安打1失点に抑えた拓大紅陵・先発の1年生、宮沢(撮影・保坂淑子)

<高校野球秋季千葉大会:拓大紅陵11-1東京学館>◇6日◇準決勝◇千葉県天台

拓大紅陵がスーパー1年生・宮沢和聖(とあ)投手の好投で、東京学館に6回コールドで決勝進出。3年ぶり12回目の関東大会出場を決めた。

関東大会出場を決める大一番のマウンドにあがったのは背番号11の1年生、宮沢だった。「球は走ってなかったんですが、コントロール重視で投げられました」と、柔らかい腕の振りから130キロ中盤の真っすぐとキレのいいチェンジアップを制球よく投げて打たせてとり、4回を5安打1失点に抑え後ろにつないだ。 1年生ながら堂々とした投球に、女房役を務める加藤玄竜(げんた)主将(2年)も「マウンド度胸がいい。変化球をうまく使えて、制球力もいいので、リード通りに投げてくれます」と、早くも大きな信頼を寄せている。宮沢も「ジャイアンツカップと比べたら、そんなに緊張しなかったです」とケロリ。静岡裾野シニアでは、浦和学院・伊藤漣投手(1年)と2枚看板として、昨夏、ジャイアンツカップ準優勝に貢献した。大舞台は経験済み。むしろ「先輩たちが声をかけてくれたので、楽しく投げられました」と、その強心臓ぶりを発揮した。

明日の決勝戦、そして関東大会と大舞台が待っている。宮沢は「目の前のことを1つ1つ決めていって、甲子園行きたいと思います」と、力強く話した。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 拓大紅陵スーパー1年左腕・宮沢和聖の好投で3年ぶり関東大会 昨夏ジャイアンツカップ準V左腕