3-0の後半27分、右足でこの日1得点目を決める新潟医療福祉大・森(右)(撮影・小林忠)

<北信越大学サッカーリーグ1部:新潟医療福祉大5-0新潟産大>◇5日◇第12節◇HUHW FOOTBALL FIELD

全勝で首位の新潟医療福祉大は4位の新潟産大に5-0で大勝し、リーグ戦2試合を残して8連覇を決めた。DF成瀬護(4年)の先制点を皮切りに前半だけで3得点。後半は公式戦初先発のMF森駿人(1年)が2ゴールを決めた。

独特のステップで敵陣を切り裂く高速ドリブラーが、左サイドで輝いた。森はパスを受けるとグイグイ加速。鼻息荒くボールを奪いに来る相手を手玉に取り、序盤から好機をつくり続けた。3-0の後半27分、同追加タイム3分には得意の左45度の位置から右足で連続得点。ハットトリックは逃したが「複数得点は約2年ぶり。落ち着いて決めることができた」と先発抜てきに結果で応えた。

全国初制覇を目指す12月のインカレに向け、準Vだった夏の総理大臣杯明けからメンバーを固定せず、チーム力アップを図る。この日は森の後方から攻撃参加を繰り返した左DF白石蓮が2アシスト。MF若林来希(ともに1年)は右サイドの攻撃を活性化させた。

森は総理大臣杯は途中投入で試合の流れを変える役割に徹したが、決勝は累積警告で出場できなかった。「悔しさは残っている。次(インカレ)は全試合に出て初優勝に貢献したい」。リーグの残り2戦は消化試合ではなくアピールの場。定位置を奪いにいく。【小林忠】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 新潟医療福祉大が12戦全勝でリーグ8連覇達成!初先発の1年MF森駿人が圧巻の2ゴール