チーム1点目のゴールを決めるセルティックFW前田大然(ロイター)

<UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL):ドルトムント7-1セルティック>◇1日(日本時間2日)◇ドルトムント◇1次リーグ第2節

セルティックFW前田大然(27)が2試合連続のゴールを決めたが、水泡に帰した。前回大会準優勝の強豪ドルトムント(ドイツ)とのアウェー戦で1-7と大敗した。

前田は1点をリードされた直後の前半9分、右サイドからMFエンゲルスが送ったクロスボール。並走したドルトムントMFジャンが頭ですらしてクリアを試みたところ、すぐ背後から体に当ててゴールイン。鋭い動きとストライカーとしての嗅覚が生んだ得点。第1節のスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)戦に続くゴールを記録した。

しかし試合はドルトムントが猛攻を仕掛け、一方的な展開となった。

前半9分のMFジャンのPKを皮切りに、同11分にはスルーパスからFWアディエミが左足で勝ち越しゴール、同29分にはCKのこぼれ球を拾ったアディエミが強烈なシュートを突き刺して自身2点目。さらに同29分にアディエミが倒されて得たPKを同40分、FWギラシが決めてチーム4点目となった。

さらに2分後、セルティック陣内に押し込むと、ゴール前でパスを受けた前田が中へ持ち出したところ、アディエミが素早いプレスからカットし、そのままゴールを奪った。アディエミは前半だけでハットトリックを達成し、ドルトムントは5点を挙げた。

FW古橋亨梧は前田とともに先発出場し、MF旗手怜央はベンチスタートとなったが後半開始から登場。旗手は後半12分に自陣から右サイドのFWキューンにスルーパスを通し好機を演出し、同18分には左サイドの大外から駆け上がり、前田のヒールパスからゴール前の古橋を目がめて鋭いクロスボールを送る。さらに同43分にも左サイドの前田へスルーパスを通すなど、その攻撃センスは光った。

なお古橋は後半18分でベンチに下がり、前田はフル出場した。

後半もドルトムントのショートカウンターがさく裂。21分に再びギラシが左サイドから右足でニアサイドを射抜けば、34分に途中出場のMFヌメチャが右足でゴールを奪って7点目。両チームの力の差は否めず、大差がついた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【欧州CL】前田大然2試合連続ゴールも水泡に帰す ドルトムントにアウェーで1-7惨敗