広島対町田 前半、広島パシエンシア(中央)は先制ゴールを決める(撮影・上田博志)

<明治安田J1:広島2-0町田>◇28日◇エディオン・ピーススタジアム

勝ち点59で並ぶ1位サンフレッチェ広島と2位FC町田ゼルビアの天王山は、広島に軍配が上がった。前半戦のアウェーで勝利していた相手をホームで返り討ちにした。

広島が先手を奪った。前半3分、右サイドからMF中野が送ったクロスボールをゴール前に入ったFWゴンサロ・パシエンシアが右足で合わせ、ゴールを奪った。今夏に加入し、9月から公式戦に出場。リーグ戦3試合目で2点目となった。

さらに前半23分、再び中野からのクロスボールを今度はFW加藤陸次樹がニアサイドに飛び込み、右足で合わせてゴール。強固な守備を持ち味とする町田から前半のうちに2点を奪った。

広島は今夏にチームの主力、日本代表MF川村拓夢がオーストリア1部ザルツブルクへ、エースストライカーの大橋祐紀がイングランド2部のブラックバーンへ移籍。一時は9位まで順位を落とした。

しかし、スタンダール・リエージュからMF川辺駿が復帰し、欧州の第一線で活躍したMFトルガイ・アルスランとFWパシエンシアの得点力ある2人が加入。クラブ史上最長となるリーグ7連勝を達成するなど、前節の横浜戦に6-2と大勝して9試合負けなし。勢いは止まらず、町田も返り討ちにし、連続不敗は10試合に伸びた。

勝ち点を62に伸ばし、町田とは勝ち点3差と1歩リードした。残り6試合。現日本代表の森保一監督が率いて2015年シーズンに優勝して以来、9年ぶりのリーグ制覇へ視界が開けてきた。

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【広島】天王山で町田に快勝!開始3分、電光石火のパシエンシア先制、加藤が追加点