古賀太陽(2024年6月22日撮影)

柏レイソルの主将でDF古賀太陽(25)が25日、セレッソ大阪戦(28日、ヨドコウ)に向け取材に応じ、無失点に抑えた前節鹿島アントラーズ戦の守備継続を誓った。

被シュート数は、リーグ最少の町田ゼルビア(251本)に続いて、269本とリーグで2番目に少ないが、失点数は、町田の22失点の倍にあたる44失点。いかに、少ないチャンスを仕留められてしまっているかを物語る。

9月14日のジュビロ磐田戦で0-2で完敗。昨季に続き、残留争いに巻き込まれ、より危機感が色濃くなった。練習から最終ライン、ボランチの選手が話し合いを重ね、緻密な部分も修正して鹿島戦へ。敵地での鹿島戦は、4-4-2のコンパクトな守備と、空いたスペースを埋めるリスク管理が奏功し、5試合ぶりのクリーンシートで勝ち点1を手にした。

古賀は「本来、毎試合ああいうパフォーマンスをしないといけない。残りの試合、勝ち点を積むこと考えると、ベースになるのは鹿島戦の強度と切り替えの速さ。継続は大前提」と次戦に目を向けた。

勝ち点3のためには、得点も必須となる。次節はエースFW細谷真大が累積警告で出場停止だが、古賀は「基本的には選手は代わるがチームとしてやることは大きく変わらない」と話す。「無失点で抑えていけば、自分たちの時間が来る。最終ラインが大事な役割。チームとして守備の意識を続けて持ちたい。最低でも、勝ち点1は持ち帰らないといけない」と気を引き締めた。【岩田千代巳】

情報提供元: 日刊スポーツ
記事名:「 【柏】古賀太陽、無失点だった「鹿島戦の強度と切り替えの速さ継続」で勝利へ 25日C大阪戦