大相撲春場所(3月12日初日)の番付編成会議で新十両昇進が決まった玉正鳳(29)が25日、東京・両国国技館で記者会見に臨み、「どう気持ちを表していいか分からないぐらいうれしい」と破顔した。 東幕下筆頭だった初場所。千秋楽で十両の照強を破って勝ち越しを決め、2011年秋場所の初土俵から11年半かけて関取に出世した。モンゴル出身。所属部屋の閉鎖などで現在の片男波部屋を含め、4部屋を渡り歩いた。苦労もあったが、「いろんな人と出会えたことに感謝」と前向きに捉える。 兄弟子の玉鷲は義兄でもある。「同じ幕内で土俵入りしたい」と次の目標を掲げた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕新十両昇進が決まり、記者会見で笑顔を見せる玉正鳳=25日、東京・両国国技館 〔写真説明〕新十両昇進が決まり、記者会見で師匠の片男波親方(右)と握手する玉正鳳=25日、東京・両国国技館