15日のヒューストン・マラソン(米テキサス州)で日本女子歴代2位の2時間19分24秒をマークして優勝した新谷仁美(積水化学)が23日、東京都内で記者会見し、「9月のベルリンで、もう一度日本記録に挑戦する」と決意を新たにした。 日本女子で18年ぶりに2時間20分を切ったが、更新を目指した野口みずきの日本記録には12秒及ばなかった。終盤のアップダウンでペースを上げ切れなかったといい、「自分の練習のここが足りなかったというのが、ゴール後すぐ分かった。12秒はカバーし切れる」と手応えを口にした。 2024年パリ五輪については「今の時点では、私の気持ちの中にはない」と改めて明言。「五輪に出ることが全てじゃない。東京五輪を経験して、どれだけ五輪が国民に求められているのかな、と感じた」と説明した。 今年は5000メートルでも日本新を狙う。「来年同じようなコンディションかは分からない。チャンスだと思って臨む」と意気込んだ。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕ヒューストン・マラソンの女子で、日本歴代2位の記録で優勝し、記者会見で笑顔を見せる新谷仁美=23日、東京都港区 〔写真説明〕ヒューストン・マラソンの女子で、日本歴代2位の記録で優勝し、記者会見する新谷仁美(中央)。左は横田真人コーチ、右は新田良太郎コーチ=23日、東京都港区