十両朝乃山の初日からの連勝は10で止まった。大翔鵬に得意の左上手を遠ざけられ、防戦一方で寄り切られる完敗。元大関は「踏み込んだつもりだったが、相手に合わせた感じで上体も高かった」と立ち合いの甘さを反省した。 この日は3年前に亡くなった近大時代の恩師、伊東勝人さんの命日。白星で飾れず、「悔しい。きょうは自分でも硬かった。集中負けというか、弱いところが出た」と唇をかんだ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕朝乃山(奥)は大翔鵬に寄り切りで敗れる=18日、東京・両国国技館 〔写真説明〕大翔鵬(右)に敗れ、悔しそうな表情を見せる朝乃山=18日、東京・両国国技館