日本相撲協会は4日、元関脇豊ノ島の井筒親方(39)=本名梶原大樹、高知県出身=が同日付で退職したと発表した。東京・両国国技館で取材に応じた梶原さんは、「豊ノ島」としてタレント活動をする意向を表明し「相撲の素晴らしさを広く伝えていきたい」と抱負を話した。 身長は170センチほどだったが相撲勘が良く、三賞を10回、4個の金星を獲得するなど活躍。2020年春場所を最後に現役を引退し、時津風部屋付きの親方になっていた。 今後について「不安はもちろんあるが、わくわくしている方が大きい。未知の世界なのでいろいろ試していきたい」と語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕日本相撲協会を退職した元関脇豊ノ島の梶原大樹さん=4日午後、東京・両国国技館