来年の世界選手権代表選考会を兼ねたレスリングの全日本選手権最終日は25日、東京・駒沢体育館で行われ、女子53キロ級では昨年の世界選手権覇者の藤波朱理(日体大)が決勝で奥野春菜(自衛隊)を下し、3連覇を遂げた。2017年から続く公式戦の連勝を106に伸ばした。東京五輪金メダルの志土地真優(ジェイテクト)は3位。 女子62キロ級は元木咲良(育英大)が決勝で今年の世界選手権を制した尾崎野乃香(慶大)を破り、初優勝を果たした。 男子フリースタイル65キロ級は東京五輪金メダルの乙黒拓斗(自衛隊)が3年ぶりの優勝。同グレコローマンスタイル60キロ級は文田健一郎(ミキハウス)が2年ぶりに制した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕女子53キロ級決勝、奥野春菜(下)を攻める藤波朱理=25日、東京・駒沢体育館