ラグビーのNTTリーグワンは17日、創設2年目のシーズンが開幕する。初代王者の埼玉と、2位だった東京SGの2強が優勝争いの軸になりそうだ。 フッカー坂手、プロップ稲垣ら多数の日本代表を擁する埼玉は、2019年ワールドカップ(W杯)で優勝を経験した南アフリカ代表ロックのデヤハーも加わり、さらに戦力充実。堅守からのカウンター攻撃は切れ味が増すだろう。 東京SGは、フランス1部のクレルモンでプレーした日本代表バックスの松島が復帰。大学ラグビーで明大を復活させるなど手腕を発揮した田中新監督の下、攻撃的なスタイルに磨きを掛けている。 昨季6位の横浜は、世界的名手の南アフリカ代表SHデクラークを補強。SO田村、CTB梶村ら代表経験豊富な選手をそろえ、頂点を狙える戦力を整えた。神戸は元ニュージーランド代表のCTBラウマペが加入。日本代表SO李承信が充実したバックス陣をどう操るか。 BL東京は昨季4位に食い込み、フランカーのリーチは「少しずつ復活している」。日本代表の中心選手に成長した20歳のロック、ディアンズには大きな期待が集まる。 1部リーグ戦は来年4月下旬まで各チームが16試合を戦い、上位4チームがプレーオフに進出。決勝は5月20日に行われる。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕入団会見後、取材に応じる横浜のSHデクラーク=7月21日、神奈川・日産スタジアム