プロボクシングの世界バンタム級タイトルマッチ(13日、東京・有明アリーナ)で、日本選手初の世界主要4団体王座統一を目指す3団体王者の井上尚弥(大橋)らが10日、横浜市内のホテルで記者会見に臨み、「待ち望んだ試合。日本で4団体統一王者が誕生するところを目に焼き付けてもらいたい」と意気込みを語った。 対戦相手の世界ボクシング機構(WBO)王者ポール・バトラー(英国)の陣営が「ディフェンスに弱点がある」と指摘していることには「ディフェンスに徹底したら1発ももらわない自信はある。実は一番得意だというのを見せたい」と反論。バトラーは「王者同士の戦いなので厳しい試合になるだろう」と述べた。 井上尚は世界ボクシング協会(WBA)スーパー、国際ボクシング連盟(IBF)、世界ボクシング評議会(WBC)のタイトルを保持。4団体全てが世界的に認められた2004年以降で4団体統一王者は、スーパーミドル級のサウル・アルバレス(メキシコ)ら過去8人。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕プロボクシングのバンタム級世界4団体王座統一戦の記者会見に臨む井上尚弥=10日午後、横浜市 〔写真説明〕プロボクシングのバンタム級世界4団体王座統一戦の会見で、撮影に応じる井上尚弥(左)とバトラー=10日午後、横浜市