【サンパウロ時事】サッカーの元ブラジル代表で「王様」と称されるペレ氏(82)が入院しているサンパウロ市内の病院の医師団は6日、同氏が快方に向かっていると発表した。ペレ氏は、昨年9月の結腸腫瘍摘出手術後から受けている化学療法の再評価と呼吸器感染症治療のため、11月29日から入院している。 一部地元メディアは、同氏はがんが転移し、緩和ケアを受けていると伝えたが、家族は4日のテレビ番組で報道を否定。医師団は「ペレ氏は一般病室にいる。(脈拍や体温など)バイタルサインは安定しており、意識もある」と説明した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕サッカーの元ブラジル代表ペレ氏=2013年、サンパウロ(EPA時事)