仕留め切れなかった。ウルグアイはシュートが2度も枠に嫌われた。 韓国のパス回しに苦しんで守勢に回った前半。CKからDFゴディンが頭で合わせたが、ポストにはじかれた。試合終了間際には、バルベルデが右足で放った鋭いミドルシュートが無情にも乾いた音を残して外れた。 ただ、無得点に終わった要因は不運だけではない。堅守速攻が売りで、辛抱強さを持ち合わせたチームとはいえ、反撃に出る回数は少なかった。アロンソ監督は「精度が足りず、多くのチャンスをつくれなかった。いつものようなコンビネーションがなかった」と首をかしげた。 スアレスは体の切れを欠き、ロングボールを収められない。後半19分に代わって出場したカバニも不発。23歳のヌニェスがスピードに乗ったドリブルを仕掛けた一方で、4大会連続のW杯出場となった両ベテランFWは見せ場をつくれなかった。 次戦は1次リーグH組最大のライバル、ポルトガルに挑む。「修正しないといけない」とカバニ。ストライカーの奮起が求められる。(アルラヤン時事)。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕前半、ボールをキープするウルグアイのスアレス(左)。右は韓国の黄仁範=24日、アルラヤン 〔写真説明〕後半、韓国の李剛仁(左)の突破を阻むウルグアイのバルベルデ=24日、アルラヤン 〔写真説明〕後半、シュートを放つウルグアイのカバニ(中央)=24日、アルラヤン