国際親善試合のために来日しているサッカーのイタリア1部リーグ、ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は24日、東京都内での記者会見で、ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本がドイツを破ったことについて「試合は見ていなかったが、ビッグサプライズ(大きな驚き)は感じない」と語った。 チェルシー(イングランド)やインテル・ミラノ(イタリア)など欧州の名門クラブを率いてきた名将は、日本代表選手の大半が欧州で活躍していることに言及し、「速いスピードで成長し、ハイレベルなサッカーへの理解を深めている」との印象を口にした。 アジア選手の特性も成長の要因とみている。「日本選手を指導したことはないが、アジア選手は個人のためではなく、チームのためにプレーする。おそらく日本も同じなのだろう」と分析した。 ローマは25日にJ1の名古屋、28日に横浜Mと対戦する。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見に臨むローマのモウリーニョ監督=24日午前、東京・国立競技場