今回のワールドカップ(W杯)出場国中、初舞台となるのはカタールの1チーム。開催国枠での出場だが、2019年アジア・カップの決勝で日本を破って頂点に立ったように成長が著しい。地の利も生かせば台風の目になる可能性がある。第1回大会を除き、初めて予選突破経験がないままW杯を開催する国にもなった。 開催が決まったのは10年12月2日。カタールが歓喜に包まれてから4370日もの日数を刻んだ。招致活動での不正疑惑に揺れた時期もあったが、国を挙げて準備を進め、各国から選手やファンを受け入れる舞台は整った。 サッカー人気の高い中東での初開催。酷暑を避けるために11月の開幕となり、欧州でプレーする選手にとってはシーズン中に大会を挟む形となった。新型コロナウイルスの影響も考慮して各チームの登録数は23人から26人に増えた。異例ずくめのカタール大会が、いよいよ幕を開ける。(数字は19日時点)。 (時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕アジア杯決勝で日本を破って優勝したカタール=2019年2月1日、アブダビ