大関かど番の正代は、初白星に「素直にうれしい」と言った。頭で当たってきた高安に対し、うまくいなして体勢を入れ替えると、2本差して寄り切り。「合口がいいので、相手も考えてくる。やりづらさは感じたが、体がよく反応してくれた」と納得顔だった。 熊本県出身で、九州場所は準ご当所。大きな声援を受け、「場所の空気や、九州の土俵も少しずつ慣れてきた。吹っ切れて、その日の一番に集中できたらいい」。奮起が求められる場所。気持ちを引き締めている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕高安(右)を攻める正代=14日、福岡国際センター