派手に目立たずとも横浜Mを力強く支えたのが25歳の岩田だ。ボランチとセンターバックを器用にこなし、フィールド選手最多の32試合に出場。冷静に相手の動きを読んだプレーでピンチの芽を摘み、状況を見て積極的に攻め上がる姿勢も光った。「頭の中が真っ白。あの景色は二度と忘れないと思う」と喜びをかみしめた。 7月の東アジアE―1選手権では日本代表としてプレー。大分から移籍2年目の充実した一年をJ1制覇で完結させ、「ただ成長のため、優勝のために頑張ってきた。努力が報われてよかった」とほっとした表情で語った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕後半、ボールを奪い合う横浜Mの岩田(左)と神戸の大迫=5日、ノエスタ