大相撲の秋巡業が22日、甲府市内で行われ、大関貴景勝は一山本にぶつかり稽古で胸を出して汗を流した。何度も相手を土俵に転がす熱のこもった稽古に歓声が上がり、貴景勝は「本場所は戦うモードになっているので、なかなか応援というのは耳に入ってこない。巡業で直接、応援しています、と言われるのが励みになる」と振り返った。 自身は2場所続けて2桁白星を挙げているが、名古屋場所、秋場所と平幕に続けて優勝を許し、大関として「満足はできていない」。11月の九州場所に向けて「優勝したい。集中して稽古して、いい状態で臨めたらいい」と意気込みを示した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕稽古する貴景勝(中央右)=22日、甲府市