【ジャカルタ時事】インドネシア東ジャワ州マランのサッカー場で132人が犠牲になった1日の暴動を受け、同国を訪問している国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長らに対する批判が強まっている。同氏の動向を伝えるインドネシア・サッカー協会のインターネット交流サイト(SNS)が波紋を呼んだためだ。 協会が19日朝、インファンティノ氏と協会幹部が前夜に一緒にサッカーに興じている写真を複数枚アップしたところ、批判的なコメントが殺到。30分後に見出しから「楽しむ」という言葉を削除して再度掲載したが、コメント欄には「ものすごく楽しそう! 月初に何があったのか忘れちゃったの?」「亡くなった人たちの苦しみをあざ笑うかのよう」などとする指摘が相次いだ。 インファンティノ氏は18日にジョコ大統領と会談した際、大統領の名前が入ったジャージーやサッカーボールをプレゼント。インドネシア政府は満面の笑みを浮かべる2人の写真を公開した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕インドネシア・サッカー協会幹部とハイタッチを交わす国際連盟(FIFA)のインファンティノ会長(左)=18日、ジャカルタ(同協会のSNSから・時事) 〔写真説明〕インドネシアのジョコ大統領(左)に名前入りのジャージーをプレゼントする国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長=18日、ジャカルタ郊外(インドネシア政府提供・時事)