プロ野球巨人や米大リーグ、ヤンキースなどで強打者として活躍した松井秀喜さん(48)が15日、母校の星稜高(金沢市)のグラウンドで野球教室を開いた。母校での開催は初めてで、国内では新型コロナウイルスの影響もあり4年ぶり。34人の小学生を相手に打撃や守備などを身ぶり手ぶりを交えて指導。「30年前と何も変わっていない。懐かしい気持ちでいっぱい」と感慨深げだった。 「卒業以来初めて」というグラウンドの打席に立ち、フリー打撃も披露。約20スイングで1本の柵越えも見せた。「体力不足を実感した」と苦笑いだった。 その後、高校に隣接するホールで野球部員ら学校関係者約1200人を前にトークショー。高校や巨人、ヤンキース時代の思い出を振り返りながら、「これからつらいこともあると思うけど、前を向いて頑張ってほしい」とエールを送った。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕母校で野球教室をする松井秀喜さん=15日、金沢市内の星稜高校グラウンド 〔写真説明〕トークショーをする松井秀喜さん=15日、金沢市内