雨の影響で開始が1時間半遅れても、ヤクルトの選手は気持ちを切らさなかった。チーム一丸となった攻撃で15安打8得点。投げてはサイスニードが八回途中1失点の好投を見せた。優勝マジックを2として連覇に王手をかけ、高津監督は「しっかり集中力を持ってゲームに入ってくれた」と選手をたたえた。 打線は一回からつながった。山崎の中前打で幸先良く先制すると、二回以降もオスナのソロ、宮本の右前打などで着実に加点。村上は期待されている56号本塁打は出なかったものの、五回に右中間二塁打を放って5連打につなげた。 25日のDeNA戦に勝てば、2年連続9度目の優勝が本拠地の神宮で決まる。監督は「強く、勝ちたいと心に思っている」と意気込みを口にした。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕5回、追加点を喜ぶヤクルトの高津監督(左)=24日、神宮 〔写真説明〕1回、先制適時打を放つヤクルトの山崎(左)=24日、神宮