楽天が4時間超えの総力戦を制して3連勝とし、4位西武に2ゲーム差をつけた。延長十一回に決勝ソロを放った浅村は「勝ちと、引き分け、負けでは天と地の差。勝ち切れたことが大きい」と誇らしげだった。 九回に救援失敗した松井裕を救った。浅村は十一回先頭でフルカウントからの変化球を捉え、バックスクリーンへ運ぶ一発。その裏は7月末に支配下登録された宮森が3人で抑えて初セーブをマーク。「全力で腕を振って抑えるだけだった」と振り返った右腕は、デビューから22試合連続無失点とした。 本拠地でのソフトバンク2連戦では、マジック点灯を許して連敗。翌日からの敵地での西武との3位争いでは、3試合ともリードを許さずにゲームを進めている。石井監督は「選手が本当に集中しているので、チームが機能する」と目を細める。 浅村は「まだ誰一人諦めていない。優勝争いが激しくなるように頑張りたい」と宣言。首位ソフトバンクとは2.5ゲーム差だ。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕力投する楽天の宮森=19日、ベルーナドーム