土俵を締めるべき上位陣に元気がない。貴景勝、正代は圧力を十分に伝え切れず、御嶽海は土俵際でばたり。照ノ富士は古傷を抱える膝の状態が悪いのか、下半身の粘りを欠いて2日続けて金星を与えた。取組後のテレビインタビューには、殊勲の星を挙げた力士が次々と登場し、アナウンサーが矢継ぎ早に質問を投げ掛けた。 番付上の横綱、大関が総崩れとなったのは16年ぶりの不名誉。近頃の不振が目立つ3大関について、八角理事長(元横綱北勝海)は「(番付の重みを)ちゃんと自覚してほしい」と述べた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕玉鷲(右)は貴景勝をはたき込みで破り6連勝=16日、東京・両国国技館