ロッテの安田が序盤の2ランと2点適時打でチームに流れを引き寄せた。 二回無死一塁で、内角高めを豪快に振り抜いて右翼席への先制2ラン。「ちょっと甘く入ってきたところをいいスイングができた」と納得の一発だった。三回には、無死満塁から4、5番が倒れて勢いがしぼみそうな場面で、初球を打っての強烈な中前打で2人をかえした。 「手を後ろに引っ張る中でタイミングを取る」というやり方に変えたことで、「いいポイントで打てるようになった」と言う。技術だけでなく、気持ちの面でも充実。本塁打のプロ野球シーズン最多記録を塗り替えようかという勢いの村上(ヤクルト)は同じ高卒5年目。「すごく刺激になる。自分も一歩ずつ成長していけたら」 3位との差は縮まったが、残り13試合、負けられない戦いが続く。「最後まで集中して(好調を)継続していきたい」と力を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕2回、先制2ランを放ち、笑顔で迎えられるロッテの安田=15日、ゾゾマリン